相続対策をお考えの方
相続による分筆を考えていますが、土地の分筆登記の流れについて教えて下さい。
分筆登記は、「相続による分筆」「土地の一部を売却したい」「ご兄弟に分けたい」など様々な場面で生じてくると思われます。
まず、「土地の境界確定測量」を行います。
道路の確定、民有地の隣地の方の確認など、ご自身の土地周り全ての境界確定測量を行う必要があります。
確定測量が終わった後、分筆ラインの検討を行います。ただ分けるだけでなく、その後の建築についても踏まえて、分け方を考えた方が良いと思います。
検討が終わった後、現地へ向かい、分割ラインへ境界標の設置を行います。
境界標の設置後、「申請書」「地積測量図」の作成を行います。
ご相談いただいた土地所有者の方には、委任状を提出していただきます。
これらの書類が揃い次第、登記の申請を行います。
現在は、登記の申請もオンラインで行える時代になっています。また、測量図に関しても、紙ではなく、電子データで申請が行えるようになっております。
登記の申請が終わり、1週間~10日間で分筆の登記は完了します。
ですが、「現地の調査を法務局の登記官が行いたい」「一部、認知の確認が得られていない」などといった様々なケースがございますので、登記完了の日付は目安にしていただけたらと思います。
最後に、法務局から証明書が発行されます。
皆様の土地に、地積測量図が備え付けられ、それが国に備え付けられますので、安心です。